お久しぶりです。
このところ学会での講演が多く、やっと時間が出来ました。
先週末は日本病理学会のワークショップ、日本神経学会のランチョンセミナーで話をさせて頂きました。
テーマは頸動脈狭窄症の治療です。
自分は手術も血管内治療もどちらもやっており、詳細な術前診断により使い分けています。
だから治療結果はすごくいいのですよ!
得意な領域の一つなんです。
今回の日本神経学会では九州医療センターの矢坂正弘先生とお話しさせて頂きました。
実は矢坂先生とは国立循環器病センターで一緒に仕事をさせて頂いたことがあるのです。
自分が国循の脳外科レジデントだった頃、2ヶ月間、脳血管内科にローテートさせて頂いたのです。
当時の脳血管内科の部長は山口武典先生(現日本脳卒中協会理事長)でした。
研修中、山口先生とお話しさせて頂く機会があり、「俺は患者が治れば内科的でも外科的でもどちらでもいいと思っているんだ」といわれてました。私は「こんな内科医がいるんだ!」と深い感銘を受けました。温厚で、度量の広い、素晴らしい先生です。
当時の研修で習得した診断法、薬の使い方、頸動脈超音波など今も大変役に立っており心から感謝しています。
さてその頃、脳血管内科スタッフとしてバリバリ論文を書いておられたのが矢坂先生なのです。
普通超音波検査は、胸のところにプローブを当てて検査するのですが、これでは脳梗塞の原因を見落としてしまうことが多いのです。
これを解決するため、胃カメラのように細いプローブを食道に入れて検査すると、心臓の中や大動脈に脳梗塞の原因の血栓が見つかることが多いのです。そんな検査法は正直、国循に行くまで知りませんでした。
あんなすごい先生と一緒に講演させてもらえるなんて、なんかの間違い(?)と思ってしまいます。
現在このブログは動脈瘤一色ですが、徐々に頸動脈狭窄症などの脳梗塞関連や特殊な血管異常(もやもや病や動静脈奇形)についても話を展開していきますよ。
乞うご期待!
楽しみです!
またまたおじゃま致しました。こんにちは!
頭の手術を受けたものとしては大変興味深いお話です!
あと個人的に医療関係のドラマ、アニメ←救命病棟24とか医龍とかドクターコトーとか、ブラックジャックとかJIN(たぶんJINだったと思う)が大好きで、想像もつかないようなお話が大好きなんです!
あっ!でも、ドラマやアニメと一緒にしてしまったら失礼ですね。ごめんなさい。
それからそれから、もやもや病患者としては、もやのお話楽しみにしてます。