東北地方の脳卒中診療の中心的な役割を担う広南病院のスタッフの先生から、以下のような連絡がありました。
「余震は減ってきましたが、正常機能している病院は非常に少なく、燃料不足、輸送手段・路の途絶により状況は悪化の一途です。
幸い当院はCTが動き、入院患者さんに粗食ながら毎食提供できていますが近隣の病院ではカンパンのみが入院食というところもあるようです。今日は外は雪だというのに、重油不足のため院内の暖房はストップしており、入院患者さんにもつらい生活を強いています。患者さんの食糧調達がやっとでスタッフは自身の生活は自身で守るしかありませんが、半日近くお店に並ばなくては食糧調達できない現状では、職員は出かけることもできず、苦しい状況が続いています。
幸い、薬剤は他センター様からの御紹介で日頃取引のない業者さんからある程度入手できるようになったようですが、スタッフが倒れてしまっては病院も倒れてしまうので、なんとかならないかと各方面に問い合わせていますが、打開策は見いだせません。
このような状況をtwitterやface bookで当科が少しずつ発信していますが、この当科のツイートを先生のブログでご紹介いただくことはできませんでしょうか。」
以下が当科のtwitterになります。
http://twitter.com/#!/StrokeNeurol
Face bookは
http://p.tl/SQtc
本日は中部地区もみぞれが降るほどですので、暖房のない状態での被災地の寒さは相当なものと想像します。医師や看護師が食事もなく診療に励んでいることに驚きました。
被災地にはおそらくもっと深刻な病院もあるものと思われますが、まずは連絡の入った広南病院からのメールを掲載しました。
援助可能な方がおられましたら、なにとぞ宜しくお願い致します。
とりあげてくださってありがとうございます。
URLはらせていただきました。
ありがとうございます。
現場の先生方への感謝とエール
東日本巨大地震の被災地では、余震と厳しい冷え込みが続いているとの
直近のニュース。
被災者の皆さんの目下の状況やご心情は、お察しするにはるかに余りあるものに
ちがいありません。
「たとえ今は暗闇であっても、暖かい毛布と食事が届き、お身体を休めることが
できますように。」
さまざまの支援の道が拓かれ、被災地の皆さんが少しでもご安心と暖かさを
感じられますよう、心より願っています。
吉村先生がこれまでブログでご紹介くださった、東北地方の脳神経外科の先生方のうち、
この度ご連絡がおありになった広南病院の先生方、看護師さん始めスタッフの皆様の、
文字通りの献身的なお働きに、心より敬意を表します。
同じ日本の地に居ながら、目下、被害と悲嘆の甚大さをお察しするしかない私の
ような者も、現場の先生方への感謝の念でいっぱいです。
「待ったなし」の悪条件下、最前線でベストを尽していらっしゃる先生方、
不眠不休で任務にあたっていらっしゃるスタッフの方々、
地理的には離れていても、現場の皆さんへのエールを大勢の人々が送っています。
どうぞ、どうぞ、ご自身のご健康管理にも留意なさって、苦しく困難な状況を
「打開」なさってくださいますように――。
今は「間接的な方法」でのご支援しかできませんが、せめて心は寄り添って、
皆さんの置かれた状況を少しでも理解し、感謝の気持ちをお伝えしたいと
願っています。
――「皆さんは、私たちの<誇り>です。」
頑張って下さい
ほんとうに、大変ですね。福島の原子力発電所でも命をかけて放射能の拡散を止めようとしている人がいるそうです。
こういう時はみんなで力を合わせるしかないですよね。
頑張りましょう!
PS)私も募金しました!
Unknown
吉村先生とりあげてくださってありがとうございました。
そして暖かい言葉をくださった皆様ありがとうございます。
1週間が経ち、病院も街も少しずつ復興してきています。
仙台市内を歩いていると、県外からきているたくさんの消防、救急車両を見かけ、日本全国から助けていただいているのだなと実感し、感謝の思いでいっぱいになります。
少しずつ前へ進んでいるのは確実ですが、ライフラインの復旧にはかなり時間がかかるようですし、未だ安否不明な方もたくさんいらっしゃいます。
病院としては震災直後に多い外傷患者さんから、徐々に内科疾患や私たちの専門である脳卒中が増えつつある実感があります。
病院機能には未だに制限がありますが、私達もなるべくたくさんの患者さんを受け入れられるようがんばります。
皆様、まだまだ長い道のりですが、一緒にがんばってください!