前回、脳卒中の種類と原因を説明しました。
今回はその中の脳梗塞の細分類です。
脳梗塞には3つの種類があります。
「なぜさらに3つに分けるのか?」という意見があると思います。
なにしろ私がそう思っていました。
しかし3つに分けるのには理由があります。
これら3つは原因がちがうため、治療法も違うのです。
「なるほど、納得!」ですね?
さて、まずはラクナ梗塞。このラクナというのは「小さなくぼみ」という意味です。
つまり「小梗塞」ということです。
これは脳の中の細い血管が詰まっておきます。
次にアテローム血栓性脳梗塞です。名前が難しいですが、アテロームとは動脈硬化のことなので、「動脈硬化性脳梗塞」のことです。
最後に心原性脳梗塞。これは読んで字のごとく、心臓が原因の脳梗塞で、不整脈や弁膜症が原因で起きます。
脳梗塞の3つのタイプ、分類と原因について説明しました。
脳梗塞になった場合、このどれかを診断する必要があります。
もちろんどこに入るか迷うケースもあります。
しかし脳梗塞と診断がついた後、色々な検査をして分類しようとするのはより良い治療を行うためなのです。
ご理解いただけましたでしょうか?
分かりやすい!
脳梗塞ってそういうことだったんですね!
私の父親がそのラクナというやつになったのですが(今は元気です)、主治医の先生の説明が分からず、今になって理解できました!ありがとうございます。