脳梗塞の予防薬 その1

いよいよ本編の最終章です。
これまでは危険因子を管理する薬を紹介してきましたが、最後に脳梗塞の予防薬を紹介します。

脳梗塞の予防薬には大きく分けて2種類あります。
抗血小板薬と抗凝固薬です。
これは脳梗塞の原因によって使い分けられます。
1. 頭の血管が原因の脳梗塞
2. 頚部の血管が原因の脳梗塞
3. 心臓が原因の脳梗塞
以上の3種類のうち、1と2には抗血小板薬、3には抗凝固薬が使われます。
これまでのさまざまな臨床試験の結果、上のような使い方が有効であることが確認されているためです。

ここにたどり着くのにずいぶんかかってしまいましたが、次回から、それぞれの薬について詳しく説明していきますね。

             

コメント一覧

  1. MRK より:

    予備軍でも危険!?
    最近気づいたのですが、動脈瘤の人が脳梗塞予備軍になったら非常に危険ですね。
    抗血小板薬の服用自体、リスクを伴いそうです。
    青魚に含まれるDHAやEPAが血液をさらさらにすると、この手のサプリメントが人気を呼んでいます。私も治療前に少しだけ服用してみましたが、治療を決めてからはずっと中断したままです。何となくマズイ気がして、、、
    予備軍にならぬよう予防に努めるのが最善策でしょうが、もうなってしまった人たちはどうするのだろう!?

  2. S.I より:

    おめでとうございます
    100万アクセスおめでとうございます。
    日々こちらで勉強させて頂いています。
    50歳半ば適齢期(病の)なので、色々気をつけながらグルメ情報等を楽しんでいます。