閑話休題 テレビ講演会
昨日は大阪でテレビ講演会というのに出て、講演をしました。 タイトルは「頸動脈ステント留置術のコツと注意点」です。 この頸動脈ステント留置は英語で carotid artery stentingというので、頭文字を取ってC […]
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昨日は大阪でテレビ講演会というのに出て、講演をしました。 タイトルは「頸動脈ステント留置術のコツと注意点」です。 この頸動脈ステント留置は英語で carotid artery stentingというので、頭文字を取ってC […]
くも膜下出血を疑った時にはまず頭部CTを施行することになります。 この検査で92%は診断がつくことがくも膜下出血診療ガイドラインで示されています。 92% ! 逆に言うと8%は診断できないのです。 どんな場合なのでしょう […]
通常、脳動脈瘤が破裂するとくも膜下出血となりますが(上図左)、脳動脈瘤が脳に埋もれて存在している場合には、出血が脳内や脳室(脳の中の水の部屋)だけに起きることがあります(上図右)。 脳内出血の場合には半身の麻痺などで発症 […]
前回の症状の続きです。 最近くも膜下出血の見逃しが訴えられたという報道がありました。 この医師は「突然の頭痛で患者さんがCTを撮ってほしいと希望しているのに撮らなかった」ということです。 しかもこの記事に関して医師の掲示 […]
くも膜下出血ってどんな症状が出るのでしょうか? まず一番多いのが頭痛です。 というと、自分もそうかもしれない!と心配になりますよね。 でも安心してください。ほとんどの頭痛は脳卒中ではありません。 この頭痛には特徴があるの […]
いよいよ破裂した場合のお話です。 脳動脈瘤が破裂するとくも膜下出血を起こします。 そうするとどうなるのでしょうか? 前にも述べたと思いますが、動脈瘤の治療を受ける前提で、3分の1が元気になり、3分の1が後遺症、3分の1が […]
前に「ステントとは?」で、ステントの原理を紹介しましたね。 「留置したステントが再度縮んでしまうことはないのか」とコメントを頂きました。 上の図に示すように、バルーンだけで動脈硬化による狭窄を拡張すると直後にelasti […]
上の図はアメリカで開発され臨床応用が始まった新しいマイクロカテーテルです。その名はENZO! マイクラス社が取り扱っています。 フェラーリの創設者のENZO Ferrariにちなんだとか! 名前負けしないその斬新なカテー […]
お久しぶりです。 このところ学会での講演が多く、やっと時間が出来ました。 先週末は日本病理学会のワークショップ、日本神経学会のランチョンセミナーで話をさせて頂きました。 テーマは頸動脈狭窄症の治療です。 自分は手術も血管 […]
動脈瘤の再開通を防ぐコイルのお話の続きです。 前回紹介した「目からウロコ!」のコイルについて紹介しますね。 そのコイルはハイドロコイル(Hydrocoil)という名前のコイルです。 アメリカのMicroVentionとい […]