新しい脳動脈瘤治療器具: Pipeline


脳動脈瘤の新たな治療器具、パイプライン(Pipeline)について説明します。
これまでの血管内治療では脳動脈瘤の中にコイルを詰めるのが主流でした。
しかし、この治療器具は大きく異なっています。
目の細かなステントを本幹に留置すると、動脈瘤内に流れ込む血液が減少し、徐々に小さくなっていくのです。
動画をご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=TKA7elV-3u4

まさに画期的な治療器具ですが、その留置には技術を要します。
今回私がトロントに学びに行ったのはまさにこのテクニックなのです。
この治療器具、近日中に日本で認可され、本年中に使えるようになる可能性があります。
これまで治療困難とされていた大型動脈瘤などに福音です。

コメント一覧

  1. j より:

    Unknown
    ネックの広い病変に最適ということでしょうか?
    多彩な手技があるようですが本質的な理解が足りないのでなかなかスムーズにいきませんU+1F622
    見た目、大きな器具のようですので血管を傷つけないように等々、それだけ技術を要するということなのでしょうか?
    ご多忙なスケジュールをこなしながらの向学心に尊敬するばかりですU+263A