前回のBasic Medical Conferenceの続きです。
私たちが学内で共同研究させて頂いている國貞先生を紹介します。
國貞先生は京都大学のご出身で、再生医療の専門家です。
このためアメリカから帰って、すぐに先生の研究室に伺い、共同研究をお願いしました。
先生のご専門は眼の色素細胞を誘導することで、その分野では世界トップレベルの業績を上げられています。
私たちの研究室の北島先生がはじめに先生の研究室で勉強させて頂きましたが、その後、副田(そえだ)先生、池亀先生がお世話になりました。
先生との共同研究で、神経の再生、脳腫瘍の幹細胞に関するたくさんの業績を上げられました。とても感謝しています。
と書いてきますと、大変難しいことを研究されている気難しい先生ではないかという印象を持たれるかもしれませんが、先生はとても気さくな方で、ついつい何でも相談してしまいます。
今回のご講演でもそのお人柄がにじみ出ていました。本当に明るくて楽しい先生です。
ところでそんな楽しいご講演でしたが、今回、自分ははじめてiPS細胞というものを理解できた気がします。テレビや新聞で良く耳にする言葉ですが、実際に専門家に分かりやすく説明して頂くとずいぶん違うものです。
また前に紹介した「おなかの脂肪細胞から神経細胞を誘導して移植する」研究についても大変お世話になっています。
先生の目指す再生医療は、どのような疾患にも今後取り入れられて行くことはまず間違いないと思われます。
先生方のご活躍によって、脳や脊髄に損傷ができても「再生できるから大丈夫!」という時代が早く来てほしいものだと思います。
専門分野
先生の自身の向上、後輩の研究指導等々、ブログを拝見すると本当に様々な活躍に驚くばかりです。
先生が、これ程までに日々勉強をすることを惜しまず進む事が出来る源は何ですか?
友人に医学部志望で、ある分野に進みたいと考えている人物がいます。ですが、その分野に強い?大学を選ぶべきか、できるだけ自分の行けるレベルの高い大学へ行くべきか、模索中です。と言うか、わからないのです。大学に入ってから、先生の様な方に出会うと、希望が変わってしまう様な気がします。(カッコイイです)
もし、お忙しいことは、ブログを拝見していても十分わかりますが、自身の経験も含めてご教示ください。