以前に血栓化を促すコイル「バイオアクティブコイル」を紹介しましたね。
近未来のコイルとして紹介しましたが、これがとうとう日本でも使えるようになりました!
先週末、その講習会で宮崎に行ってきました。
せっかく宮崎に来たんだから観光…といきたいところですが、そんな気配は全くなく、みんな真剣です。
それもそのはず全国からコイル治療をたくさんやっているドクターばかりがきていたのです。
さて肝心のMatrixですが…一言で言えば、「使える」。
初代のMatrixは摩擦抵抗(英語でfrictionといいます)が強くて再開通もあまり減らなかったのですが、新しいバージョンはいいようです。
開発した村山先生もうれしそうでした。とうとう夢が実現しましたね!村山先生。
動物モデルに使用してみたのですが、普通のコイルとほぼ同じように使える。
挿入時に動脈瘤の壁に張り付いて回転しないこと、
引き戻すときにコツコツと抵抗があること、
不用意に引き抜くと絡まること
こういったことに注意すれば、かなりいけそうです。
実は今日と明日、動脈瘤の症例があります。
安全に使えそうであれば自分にとってのMatrixデビューとなります。
がんばります。