頚動脈が細くなると脳梗塞を起こすこと、そしてそれを手術やステントで広げれば予防効果があることを紹介してきました。
より安全に治療を行うため様々な試みをしています。
そのうちの一つが、ステント留置術や内膜はくり術中の様々な検査です。
とくにステント留置術では、ひろげる血管が堅いか柔らかいかで治療結果が異なりますので、事前の検査が重要です。
またステントを留置した直後の血管の内側を観察することも重要です。
このような観点から、われわれはステント留置術中に、血管内超音波とOCTと呼ばれる検査をしています。
このブログで2010年04月25日に紹介した検査法です。
OCTは近赤外線という光を使って血管の中を調べる検査です。
血管内超音波とはまた違った多くの情報が得られます。
われわれは現在、どのような情報がどんな形で得られるのか臨床研究を行っています。
この検査を世界で初めて頚動脈に行った症例報告がNeurosurgery誌に報告されました!
まだオンラインのみの公開です。現在、その後のシリーズを投稿中です。そちらも楽しみです。
(興味のある方は連絡を下さい。ファイルをお送りします。)