You tube 第21弾 フローダイバーター留置術

みなさんこんにちは!

私のYouTubeも20回を超えました。動画によっては1万回以上見てもらったものもあります。

市民講座などを行っても、500人以上集まることは稀です。

みなさん、本当にありがとうございます。それにしてもYouTubeのパワーはすごいですね。

ところで、先日外来で「フローダイバーターの会はないのですか?」と質問を受けました。

実は、フローダイバーターについては治療の動画を撮影しており、いずれアップする予定なのですが、治療自体を今回紹介することにしました。

 

まず、フローダイバーターとは、目の細かいメッシュの筒のことです。

名前の由来は、「フロー(流れ)」を「ダイバート(変える)」もの、という意味です。

つまり、血管に目の細かいメッシュの筒を置くことで、動脈瘤への流れを減らして治す、治療器具です。

動画ではアニメーションを使って説明しています。

 

全ての動脈瘤に使えるのか?

いいえ、そうではありません。直径5ミリ以上で、分岐部でない部分にある動脈瘤が対象となります。

治療後の治癒率は1年で80%台程度ですが、5年経過すれば95%程度に達します。

ただし大型や枝のある動脈瘤では治癒率が下がるというデータもあります。

 

動画では留置した時に枝が詰まる確率や合併症率についても率直に紹介しています。

ぜひご覧ください!

 

https://www.youtube.com/watch?v=FAJgQrBsGRI