2013年6月13日 | 報道・出版関係 テレビ放映のお知らせ 6月16日(日曜日)午後6:00~6:55 日テレ「バンキシャ」で岐阜大学の脳卒中治療が放送されます! もしお時間が合えば、ご覧になってください。 コメント一覧 H.Y より: 2013年6月16日 8:46 PM 見ました テレビ 見ました。すごい すごい 指先の感覚だけで あれだけ 的確な手術が成功 するなんて 本当にすごいと 思いました。 後輩の先生の ご指導も 頑張って下さい。 こんな 先生が たくさん 増えて欲しいです。 返信 まきしむ より: 2013年6月17日 6:56 AM 私も見ました! 4年前に解離性脳動脈瘤&ぼうすい状脳動脈瘤のことで色々教えていただいたMSこと、まきしむです。ご無沙汰しております。 おかげさまで、今は年一回の画像チェックだけで、全く問題なく元気にしています! 昨日バンキシャを見ていたら、 まさかの吉村先生登場で、 驚き、かじりついて見ました(笑) 先生、かっこよかったです~ 患者さんへの優しさが、 画面からもあふれでてました! 返信 はまゆう より: 2013年6月24日 3:20 AM 脳卒中手術の「真相報道」 6月16日(日)放送の日テレ「真相報道 バンキシャ!」、1週間遅れとなりましたが、 録画を拝見することができました。 吉村先生、榎本由貴子先生、江頭裕介先生はじめ 岐阜大学附属病院脳神経外科スタッフの皆さんが、生き生きと働いていらっしゃる 現場に居合わせているような感動! お見逃しになった方々のために、些少なりともご参考になればと思い、以下、 僭越ですが、印象記をお送りいたします。 * 番組のメイン・テーマは、「脳卒中の最新治療」としての「切らない手術」について。 年間約12万人の方々が脳卒中で亡くなるなか、「ほとんどの脳卒中は予防できる」 という吉村先生の力強いお言葉が、番組のリード文となっています。 ●症例1 三重県の会社員男性(52歳) 煙草をやめられないことの他は、とくに不調を感じていらっしゃらなかったところ、 脳ドックで約5ミリの脳動脈瘤があることが判明。 80歳までに破裂する確率は20%以上。 このような状況に置かれたら、ご本人のおっしゃるように、 「時限爆弾を頭に抱えている感じ」を抱かないではいられませんよね。 そこで、これまで2,000件以上の脳卒中予防手術の実績を有する吉村先生のご登場。 頭を切って約1センチのクリップで瘤の根元をはさみ、瘤に血液が流れないように するというスタンダードな手術に対して、頭を切ることに不安を抱かれた患者さんが 選択したのが「切らない手術」。 MRIで撮影された血管の画像を見ながらのカテーテル手術において、 0.2ミリのプラチナ製コイルを瘤に詰めてゆく場面では、緊迫感が漂い、 「頼りは指先のわずかな感覚のみ」というナレーションに、改めて<技術>の重みを 痛感させられます。 予防手術の成功率は全国平均で95%、すなわち麻痺等の後遺症が出る確率が5%で、 手術中に出血を起こして死に至るケースもあるとのこと。 吉村先生の成功率は99%であっても、 「後遺症が出る確率はゼロではない、手術にはリスクがある」とのナレーションに、 患者さんの立場だけでなく、医療者の心情を想起しないではいられません。 全身全霊で100%の成功率をめざしても、複合的な要因によって生じる数%を 引き受けて生きてゆかなくてはならない過酷な職業・・・ この患者さんの手術は、無事成功! 「完璧ですか?」と問いかける患者さん、「完璧です」と答える吉村先生。 感極まった患者さんの「ありがとうございます」のお言葉に、 吉村先生の最高の笑顔! * ● 症例2 突然意識を失い倒れた80代女性 発症後2時間半以内であれば、血栓を除く点滴で、約2割の方々が回復するのに対して、 この患者さんの場合は倒れてから6時間近く経過しており、点滴は効果がないばかりか、 脳内出血を起こす危険性も。 そこで、発症後8時間までに限られているカテーテル手術が施されることに。 金属の網であるステントを慎重に血管内に送り、 詰まっている部分でゆっくりと広げる場面の緊迫感・・・ 血管が再開通して血流が戻った時の映像は、 一気に<希望>という名の世界が広がるような、本当に美しい画面でした。 * 脳出血も脳梗塞も危険因子は高血圧。 予防するために、糖尿病、コレステロール、喫煙といった生活習慣病の改善を促す、 小笠原邦昭先生(岩手医科大学)のお言葉も、説得力多大! 番組ではさらに、脳梗塞の前触れを確認する方法として、 1. 手を横に伸ばして人さし指を突き出す 2. 目を閉じる 3. 胸の前で人さし指を合わせる このような動作で、「指と指が5センチ以上離れたら、病院で検査を受けるのが 望ましい」という、林基弘先生(東京女子医科大学)のお言葉も紹介されました。 脳梗塞の予兆を見極める身近な方法として、簡単かつ有効ですよね。 * 番組の最後で語られた、著名な心臓外科医=天野篤氏のコメントも印象的! 脳動脈瘤の予防手術(症例1)は、「大変すばらしい治療。 動脈瘤の形がよくなかったので、小さくても手術をすることで効果が高いと思われる。 ただ、一般的には、小さな動脈瘤を予防的に手術するよりは、生活習慣自体の改善が、費用対効果面においても優れている。」 患者さんそれぞれに異なる条件下、より適切な治療を講じることもまた、 医療者にとって大変なお仕事なのですね。 また、 もうひとりのコメンテーターである大崎麻子氏(元国連職員)も語っていたように、 脳卒中については予防啓発のみならず、 このように「切らない手術の技術を有する人材育成」の重要性が、 改めて浮き彫りにされたのではないでしょうか。 「真相報道 バンキシャ!」というタイトルとメッセージの符合に、 感動頻りの番組でした。 返信 コメントを書く まきしむ へ返信する コメントをキャンセルブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。コメント *名前 * メールアドレス * URL 名前とURLを記憶する コメント利用規約に同意する
見ました
テレビ 見ました。すごい すごい
指先の感覚だけで あれだけ 的確な手術が成功
するなんて 本当にすごいと 思いました。
後輩の先生の ご指導も 頑張って下さい。
こんな 先生が たくさん 増えて欲しいです。
私も見ました!
4年前に解離性脳動脈瘤&ぼうすい状脳動脈瘤のことで色々教えていただいたMSこと、まきしむです。ご無沙汰しております。
おかげさまで、今は年一回の画像チェックだけで、全く問題なく元気にしています!
昨日バンキシャを見ていたら、
まさかの吉村先生登場で、
驚き、かじりついて見ました(笑)
先生、かっこよかったです~
患者さんへの優しさが、
画面からもあふれでてました!
脳卒中手術の「真相報道」
6月16日(日)放送の日テレ「真相報道 バンキシャ!」、1週間遅れとなりましたが、
録画を拝見することができました。
吉村先生、榎本由貴子先生、江頭裕介先生はじめ
岐阜大学附属病院脳神経外科スタッフの皆さんが、生き生きと働いていらっしゃる
現場に居合わせているような感動!
お見逃しになった方々のために、些少なりともご参考になればと思い、以下、
僭越ですが、印象記をお送りいたします。
*
番組のメイン・テーマは、「脳卒中の最新治療」としての「切らない手術」について。
年間約12万人の方々が脳卒中で亡くなるなか、「ほとんどの脳卒中は予防できる」
という吉村先生の力強いお言葉が、番組のリード文となっています。
●症例1 三重県の会社員男性(52歳)
煙草をやめられないことの他は、とくに不調を感じていらっしゃらなかったところ、
脳ドックで約5ミリの脳動脈瘤があることが判明。
80歳までに破裂する確率は20%以上。
このような状況に置かれたら、ご本人のおっしゃるように、
「時限爆弾を頭に抱えている感じ」を抱かないではいられませんよね。
そこで、これまで2,000件以上の脳卒中予防手術の実績を有する吉村先生のご登場。
頭を切って約1センチのクリップで瘤の根元をはさみ、瘤に血液が流れないように
するというスタンダードな手術に対して、頭を切ることに不安を抱かれた患者さんが
選択したのが「切らない手術」。
MRIで撮影された血管の画像を見ながらのカテーテル手術において、
0.2ミリのプラチナ製コイルを瘤に詰めてゆく場面では、緊迫感が漂い、
「頼りは指先のわずかな感覚のみ」というナレーションに、改めて<技術>の重みを
痛感させられます。
予防手術の成功率は全国平均で95%、すなわち麻痺等の後遺症が出る確率が5%で、
手術中に出血を起こして死に至るケースもあるとのこと。
吉村先生の成功率は99%であっても、
「後遺症が出る確率はゼロではない、手術にはリスクがある」とのナレーションに、
患者さんの立場だけでなく、医療者の心情を想起しないではいられません。
全身全霊で100%の成功率をめざしても、複合的な要因によって生じる数%を
引き受けて生きてゆかなくてはならない過酷な職業・・・
この患者さんの手術は、無事成功!
「完璧ですか?」と問いかける患者さん、「完璧です」と答える吉村先生。
感極まった患者さんの「ありがとうございます」のお言葉に、
吉村先生の最高の笑顔!
*
● 症例2 突然意識を失い倒れた80代女性
発症後2時間半以内であれば、血栓を除く点滴で、約2割の方々が回復するのに対して、
この患者さんの場合は倒れてから6時間近く経過しており、点滴は効果がないばかりか、
脳内出血を起こす危険性も。
そこで、発症後8時間までに限られているカテーテル手術が施されることに。
金属の網であるステントを慎重に血管内に送り、
詰まっている部分でゆっくりと広げる場面の緊迫感・・・
血管が再開通して血流が戻った時の映像は、
一気に<希望>という名の世界が広がるような、本当に美しい画面でした。
*
脳出血も脳梗塞も危険因子は高血圧。
予防するために、糖尿病、コレステロール、喫煙といった生活習慣病の改善を促す、
小笠原邦昭先生(岩手医科大学)のお言葉も、説得力多大!
番組ではさらに、脳梗塞の前触れを確認する方法として、
1. 手を横に伸ばして人さし指を突き出す
2. 目を閉じる
3. 胸の前で人さし指を合わせる
このような動作で、「指と指が5センチ以上離れたら、病院で検査を受けるのが
望ましい」という、林基弘先生(東京女子医科大学)のお言葉も紹介されました。
脳梗塞の予兆を見極める身近な方法として、簡単かつ有効ですよね。
*
番組の最後で語られた、著名な心臓外科医=天野篤氏のコメントも印象的!
脳動脈瘤の予防手術(症例1)は、「大変すばらしい治療。
動脈瘤の形がよくなかったので、小さくても手術をすることで効果が高いと思われる。
ただ、一般的には、小さな動脈瘤を予防的に手術するよりは、生活習慣自体の改善が、費用対効果面においても優れている。」
患者さんそれぞれに異なる条件下、より適切な治療を講じることもまた、
医療者にとって大変なお仕事なのですね。
また、
もうひとりのコメンテーターである大崎麻子氏(元国連職員)も語っていたように、
脳卒中については予防啓発のみならず、
このように「切らない手術の技術を有する人材育成」の重要性が、
改めて浮き彫りにされたのではないでしょうか。
「真相報道 バンキシャ!」というタイトルとメッセージの符合に、
感動頻りの番組でした。