先日、新しいバイパス練習用器材のデモがありました。
人工的なチューブですが、水に濡れるとほんものの血管に近い柔らかさとなるため、実際の手術に近い感覚でトレーニングが出来るようになってきたのです。これは動物愛護の観点からも大変良いことだと思います。
手術はとにかく練習です。たくさん行った人は必ず手が安定して、きれいな手術が出来るようになります。
うちの江頭先生と榎本先生がデモをしていますが、二人とも姿勢がいいですね!
後ろで見ている学生さん達も、その後、練習に参加していました。
将来が楽しみです!
「きれいな手術」のために
「手術はとにかく練習です。たくさん行った人は必ず手が安定して、
きれいな手術が出来るようになります」
との吉村先生のお言葉に、
「Dr. Yoshimura’s website」の「脳動脈瘤クリッピング術」や「脳血管バイパス術」を
はじめとするご解説のムービー編を、改めて拝見しました。
先生方の「きれいな手術」は、このように創意工夫を凝らした「練習」の賜物なのですね!
昨年3月放送の中京テレビ「リアルタイム」特集「命の現場に密着・脳外科医療最前線
~東海のスーバードクター~」での映像やお言葉も、連想的に想い起こされました。
脳神経外科の先生方は、
「数時間にも及ぶ手術において、0、5mmの血管に8針」などという、
<想像を絶する妙技>を求められているとのこと。
「結果を偶然にゆだねず、勝負を常に制するためにはどうすればよいか」
という、宮本武蔵の自問自答の光景も浮かび上がってくるようで、
<想像を絶する妙技>は、このような「日々の練習」に裏付けられていることを、
改めて痛感させていただいています。
吉村先生のお言葉にあるように、
デモンストレーションをなさっている江頭先生と榎本先生の「姿勢」、凛として
とても素敵ですね!
「ペナンブラシステムのコツ」(2011年12月14日)に記された、
「血管を一刻も早く開通させて、患者さんを良くするんだ!」という、
先生方の「情熱」が体現化されているようです。
そう言えば、ペナンブラデバイスのお写真のキャプションにある“Aspiration”「吸引」
という医学用語は、もともと「熱望、あこがれ;大志、向上心、大望」といった、
「情熱」を表現する言葉ですよね。
先生方の「Aspiration」による「日々の練習」が、見事に満願成就なさいますように!
困難な手術を乗り越えて、かけがえのない多くの生命が救済されますように!
また、
先生方の手技の練磨に対応して、器材の画期的な進化を実現なさっていらっしゃる、
医療関係の方々おひとりおひとりの「情熱」とお骨折りに、心よりの敬意を表します。
―― 皆さんにとられまして、素敵なクリスマス・イブでありますように! ――
今年もコメントして良いですか?
頭は横向きなんですね~。