Matrixによる塞栓術を行いました。
上の図に示す通り、Matrixのみで完全塞栓が出来ました。
塞栓自体が完全で、かつバイオアクティブコイルであるMatrix 100%で塞栓したのですから、再開通の確率は低いはずですね!
実際に治療してみていくつか気づいたことがあります。
1)framingのときに、コイルが壁に引っかかるので全体にまんべんなく入れるようカテーテルの位置をかえながら入れる必要あり。
2)frameが均一でないと、次からのコイルも偏ってしまう。
3)このためコイル追加時にもマイクロカテの位置を変える必要がある。
4)後半はコイルの出し入れの抵抗が増す。とくに引き戻すときには抵抗が強い。
5)ネック付近で抵抗の高いまま入れるのはframeを壊す可能性がある。
などなど…
まあ、こういったことに注意すればMatrixでかなり行けそうです!
とうとうコイル治療も新時代に入りました。
ボストンさん、良かったですね。
明日も頑張ります。
初症例成功おめでとうございます!
ど素人の私には難しい話ですが、患者さんの負担が少なくてすむ新しい治療法なんですよね!
新しい治療法が認められる事はとてもうれしいです。
私はもやもや病の手術でおでこの真ん中辺りからつむじ辺りまでとそこから左右に傷跡があります。もちろん私の場合、最善の手術方法での傷跡だし、これ以上の手術はないと信じてます。
でも、いつかもやもや病も小さな傷ですんで且つ短時間で治療できるようになることを願います。
いつか私の遺伝←遺伝があるかどうか分からないですで生まれるかもしれない子孫のために………
凄いですねー
凄いですねー!近未来のコイルがとうとう現実となって治療に使われたのですね。患者にとっても治療する側にとても画期的なことですね。手技や注意点などは難しくて?なのにまるで自分もその治療にたずさわっているような錯覚をおこしてしまいそうでした。
1人でも多くの患者さんが治療してもらえると良いなーっと思っています。