hideさんから「ちなみにpenumbraとはもともとはeclipseのときの半陰影(地球から見ると部分日食が見れる部分)を指す天文学用語だそうです!」というコメントを頂きました。
そうなんですか!?
難しいので、ちょっと解説します。
脳の血管が詰まると血のめぐりが悪くなり、中心部はすぐにやられてしまいます。この部分を虚血の中心部(英語でischemic core)といいます。
そのまわりには、血のめぐりは悪くなっているが、まだやられていない部分があります。これを医学用語でペナンブラ(penumbra)といいます。
「血管再開通治療によって救える部分」ということです。
しかしpenumbraが日食と関係あるとは知りませんでした。
hideさん、ありがとう!
Unknown
しょうもないコメントに新規エントリーを作成していただきありがとうございます.どこかの学会や研究会でお見かけすることがあったらお声をかけるかもしれません.
天文学と医学
医学について門外漢からの感想です――
人体が宇宙になぞらえられること自体に、ロマンを感じます。penumbraと日食が関係するということは、医学もまた、宇宙に関わる天文学という学問に、深く深く結びついているということでしょうか。星々を対象・媒介として、宇宙の起源・構造を探究する人類の叡智と、脳梗塞に苦しむ患者さんの状態を見究め、救済をめざす医学者の熱意が連動していることに、深い深い感銘を受けています。