今、VIVAという学会参加のためラスベガスに来ています。
VIVAというのはVascular InterVentional Advancesの略で、米国の血管病治療に関する教育的な会です。
日本の脳血管治療はとてもレバルが高いのですが、こちらに来てみると、末梢血管を含め、その治療器具の多さに驚かされます。
日本も器材の認可がだいぶ早くなりましたが、やはりアメリカと比べると何分の一というレベルなのだと再認識しました。
そんな状況でも日本のドクター達は頑張っていますね。
上の写真の下段右2つは日本にはない器材です。
EmboshieldというCASに使うフィルターと、止血のためのAngiosealの最新型です。
どんどん進化しているんですねー。
アメリカ
「去年のの9月に夏休みを利用してNYに行きました」という記事を以前読んだ事を思い出し過去の記事を読み返してみました。するとちょうど2年前にNYに行かれています。その時も新しい血管内治療の為の器具の勉強をというお話でした。今回も実感されている様にやはりアメリカは進んでいるのでしょうか?日本の医療はアメリカと同等いやそれ以上に最前線をいっている様に私達は感じているのですが…
今回も夏休みを利用しての渡米ですか?頭が下がる思いです。
弘法筆を択んでVIVA!
「VIVA?」・・・「万歳?」
・・・ブログ表題を拝見して、
「何のお祝いかしら?」
「きっと良いことがおありになったにちがいない!」
などと期待感いっぱいで頁を開きましたら、何と「ラスベガス!」
・・・確かに、今回の発信地は、南極でもアラスカでもありません・・・でも、やはり衝撃の一瞬でした(笑)。
「VIVA」は「万歳」ではなくて(笑)、
“Vascular Interventional Advances“ の略、
アメリカで開催されている血管病治療に関する会合とのこと。
本当に勉強になります。
「門前の小僧さん」よろしく、素人の私も日頃、
吉村先生のブログから学ばせていただいているお蔭で、「CAS(頚動脈ステント留置術)に使うフィルター」というのも
すぐにイメージすることができました。
(正しく理解しているかどうかは、定かではありませんが・・・(笑))。
血管内治療のための器具の進化については、
これまでもいくつかの記事をとおして教えていただいていますが、
アメリカで開発されている器具は、瞠目すべき多様さを誇っているのですね。
吉村先生、
素晴らしい治療器具の数々、思う存分<吸収>なさってきてください。
日本における医療機材認可のプロセスについては、あまりに時間がかかり、
さまざまな弊害が生じていることが、一般にも知られるようになってきています。
だからと言って、一気呵成に制度が改善されることはむずかしいかも知れません。
日本の先生方は、これまで
「弘法筆を択ばず」で素晴らしい治療成果を挙げてこられたのだと、
敬意の念を新たにしています。
「ラスベガス」というと、行ったことのない私などには、
公的な賭け事施設のある観光都市、ということしかイメージできませんが、
今回のご出張は、まさに将来の変動を予感し、変化を予測しての<夢を賭ける>お仕事!
「弘法筆を択んでVIVA!」
多くの患者さんたちに、吉報がもたらされますように。
吉村先生、
ご無事でご帰国くださいね。